TFSUG #4 に参加してきました


プランニングポーカー見たさに参加してきました。


参照: MSDN へのリンク
参照: コクチーズへのリンク


TFS = Team Foundatoin Server のこと
MS が出している開発管理製品


当日は、2名のかたが御発表されました。

とある案件の運用事例

いわてぃさん [twitter:@int128]


以前 TFS を導入、利用をした際のお話。
.NET 3.5 WPF アプリ


下記 3点についてご発表されました。


1. 構成管理ができる
プロジェクトでは最初 SVN を利用していたが、 途中から VSS に切り替えた。
ソースコード管理する。 ただし、発表内容から伺えることとして、VSS では まだ DVCS 的なことはできないようだ。
チェックイン時にタスクと関連付けられる。
シェルブという機能があり、一時的にコードを退避できるらしい。
チェックインポリシーを設けることができる。


2. 継続的インテグレーションに使える
MSTest を用い、VS上で完結するようにできる。 さらに TFS の自動ビルドと統合されているので使いやすい。
自動ビルド及び自動テストの結果はレポートという 形で確認することができる。
注意点として、ビルド時に作業コピーを作って しまうので、容量の問題があるらしい。 これはコピーしない設定ができるので 利用する際はこの設定もありなのではないか。
また、自動ビルド時のファイルアタッチ機能は SQL Server Express Edition のみで ビルド用サーバの SQL Server はこれと 異なり問題が発生した。これは、 テスト起動時に Express Edition へ 接続先を変更するようにして、解決した。


3. デプロイメントの仕組みがある
本プロジェクトでは成果物を CD-R で納品する形となっていた。
結果的に、プロジェクトの共有フォルダに吐き出し、 ドメイン参加者ならば誰でも見れるようにし、 CD-R作成の敷居をさげた。


質疑応答
Q タスクの管理は?
A はじめは VS 途中から Excel にて管理。
Q リポジトリでデータベースのデータの管理とは
A MDF ファイルを直接入れていた。
Q TFS の導入難易度はいかがか
A 専任のものが2ヶ月かかった。敷居はまだ高い

TFS を支える技術

かめがわ かずしさん [twitter:@kkamegawa]

1. はじめに
TFS について、開発者が運用するお話
既存のマシンについて、TFS を開発者が
立てて運用する場合のお話
AD, IIS, SQL Server, System Center Virtual Machine Manager, SharePoint など話す。


2. AD
設定の効率化に。
ドメインコントローラに従って初期設定可能。
証明書のサービス発行にも便利。
ポリシー+IPSecにてネットワーク分割もできる。ただしDNSへの登録が手間。
上記の機能があるので ADにてTFSの設定を展開しやすくなる


3. IIS
appcmd か PowerShell にて管理。
ログをCドライブに採取するので、容量に注意。
性能は Web サーバの台数を増やすことで解決できる。
TFS Power Tools の Best Practice Analyzer を利用するとチューニングできるらしい


4. SQL Server
バックアップも SQL Server ごととれば良い。
TFS Power Tools を利用してバックアップを取る。
バックアップは完全に取ることができるが バックアップをとるまでコミットログが たまり続けるので、注意。


5. TFS Programing
BugSpot 実装したよ。TFS 向けだよ。

6. まとめ
TFS は開発者がメンテする場合はディスク容量をみましょう。

プランニングポーカー

2008 頃に作成したが、プランニングポーカーの商標が登録されていた。ロイヤリティーフリーだったが MicroSoft として作成するので正式に契約したいと考え、 結果、登録元と契約できた。作成したものは TFSUG にて登壇した方にお渡ししたい。

次回

4月に TFSBC をやる。土曜の半日をもちいてやりたい。

所感

内部アーキテクト系の話が出るのかなーって 思ったけど、異なった。
うまく Windows のエコシステムと組み合わせて いるなーって思った。
OSS系と独自開発系、そして TFS のようなプロプラ系 3系統でしのぎあって行ければ 面白いでしょうねー。